D.N.A.主催
トラックドライバー甲子園とは
トラックドライバーを子どもたちの憧れの職業にしていくために、 また運送業界で働くトラックドライバーが最高に輝けるための大会です。
現在、トラックドライバーは、人手不足と長時間労働の改善が喫緊の課題となっております。
そこで、運送事業を支えるトラックドライバーを中心とした従業員が、
業界の活性化やドライバーの地位向上のためにできることを自ら考え実践する取り組みです。
第4回トラックドライバー甲子園オープニング映像
参加の目的
物流を支えているという誇りを持つ
今では電話やネットで注文したら、指定の日時にものが届いて当たり前という時代になっています。その陰には私たち才田運送だけでなく日本全国のトラックドライバーがより質の高いドライバーを目標にしているからだと思っております。
そして、「日本のライフラインを支えている」という誇りを抱き、トラックドライバーの意識向上や運送業界の健全な発展によって人手不足と長時間労働の改善が出来るよう日々取り組みを進めております。
若者が楽しいと思える魅力ある職業に
現在、トラック運送業界においては、人手不足と長時間労働の改善が喫緊の課題となっておりますが、今年度から、行政や荷主、トラック運送事業者などの関係者が一体となって「トラック輸送における取引環境・労働時間改善協議会」を設置し少しずつではありますが、若者が夢を見ることができる魅力ある職業になれるよう努めております。
若いドライバーが楽しいと思ってくれれば、そのドライバーから徐々にでも広めて行ってくれればドライバー職も「変わってきたね」「いいね」と思ってもらえるように私たちが業界を、日本を盛り上げバトンタッチできる職業に発展させていきます。
トラックドライバー減少に歯止めを
日本の物流の中心を担う、トラック輸送。国民生活において無くてはならない役割を果たす一方で、その最前線に立つトラックドライバーの労働環境は、厳しい現状にあります。
このような現状が叫ばれているのがドライバー不足です。2006年には約92万人だったトラックドライバー人口は、2014年には約84万人に減少。さらにトラックドライバーの高齢化が進んでいます。運送業界への若者離れが進むことで、人手不足を感じる企業が増えています。
増え続ける輸送量に対して、減り続けていくトラックドライバー。この問題を解決するべく運営組織D.N.A.が行ったアンケートで「働きがいと不透明になりがちな勤怠管理」が仕事において重視されるポイントということがわかりました。
これを明瞭化することが出来ればトラックドライバーを憧れの職業にするために何をすべきかを導き出せるかもしれません。
ドライバーの誇りのために~トラックドライバー甲子園アワード
運送業界で働くトラックドライバーが最高に輝ける場所を提供する大会です。主なプログラム内容は、トラックドライバーらが社内環境や企業価値の向上のために取り組んだ活動について発表する「情熱のプレゼン」や、同業者の模範となるような取り組みをしているトラックドライバーを表彰する「MVD~Most Valuable Driver」など。両プログラムとも、エントリーされた団体・個人のなかから厳正な審査をした上で、ステージの登壇者を決定しています。
会員企業各社のチーム・個人の取り組みや学びを発信し、共有することで“共に学び、共に成長し、共に走り続ける”を体現した同大会。トラックドライバーがライフラインを支える社会的責任や、仕事への誇りを持って働いていることを多くの人に伝える内容となっています。
ドライバーの確保と、育成のための研修
業界の大半を占めるとされる中小企業の社員教育を行うことで、運送業界の底上げと活性化につなげようというのが、DNAで開いている各研修の目的。トラックドライバーをはじめとする人材の育成をはじめ、会社の現状をよくして採用活動時のPRポイントにつなげることで、会員企業はもちろん運送業界全体の人材不足の改善を狙っています。
過去の参加者からは、「いい会社にするという漠然とした目標が活動計画をつくることで明確になり、スタッフが同じ方向を向けるようになった」などの声があがっています。
2015年までは関東・東海近畿・九州の3エリアで開講してきましたが、今後はさまざまな研修会社と連携し、全国で幅広い内容の研修を実施していく予定です。
出典元:D.N.A.ドライバーの安心のために~労働環境の改善
近年叫ばれている「ドライバー不足」の問題を解決するために、まずはDNAの会員企業のなかから、法令遵守・労働環境の改善・安全面に関する調査を実施。人材不足の一員とされる労働環境を是正することで、トラックドライバーが安心して働ける環境を整えるべく注力しています。
会員企業への調査・啓蒙活動のほかには、品質マネジメントシステム「ISO 9001」や「Gマーク」の取得を促進するなど、安全面を確保する取り組みも行っています。
他業種の労働環境との差、即戦力になる人材の減少など、さまざまな要因によって職業イメージの低下を招いている運送業界。日本のライフラインの一端を担うトラックドライバーが、不当に厳しい環境で働いている現状をわたしたちから変えていきます。